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投資2026.06.13

オルカン vs S&P500、両方買ってきた管理人が本気で比較。あなたはどっち?

まず、実際の値動きから見てみましょう。各期間のスタートを100とした指数で、左が設定来(ファンドができてから今まで)右が直近2年。「何%増えたか」をそのまま比べられます(アクセスした日の最新データが反映されます)。

📈 設定来(指数:設定来=100) オルカン S&P500
各ファンドの設定来初日を100として指数化。データ出典:投資信託協会 投信総合検索ライブラリー。
📉 直近2年(指数:2年前=100) オルカン S&P500
直近2年の起点を100として指数化。短期では両者の差や値動きの大きさの違いが見やすくなります。

「NISAで積み立てるなら、オルカンS&P500、どっちがいいの?」——投資を始めるとき、誰もが一度はぶつかる問いです。ネット上には両方の意見があふれていて、かえって迷ってしまいますよね。

この記事は、その答えを「以前は両方を積み立て、今はオルカンに一本化した管理人」の立場から、できるだけ正直に書いたものです。理屈だけでなく、自分のお金を入れているからこそ見えてきたことも交えて比較します。結論から言うと——どちらも「正解」です。大事なのは、自分がどちらの考え方に納得できるか。それを一緒に整理していきましょう。

まず、2つの正体をはっきりさせる

名前は似ていますが、中身(投資先)はけっこう違います。

・eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)=「オルカン」
これ1本で、世界中の約50か国・約2,800〜3,000銘柄に分散投資できます。アメリカはもちろん、日本・ヨーロッパ・新興国まで「世界まるごと」。ただし時価総額に応じた配分なので、現状では中身の約6割がアメリカ株です。「世界経済そのものに乗る」という発想の商品です。

・eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
こちらはアメリカの主要500社に集中投資します。Apple、Microsoft、NVIDIA、Amazonといった、世界をリードする巨大企業の集合体です。「世界の成長エンジンはやっぱりアメリカ」という発想の商品です。

ひと目でわかる比較表

比較項目 オルカン(全世界) S&P500(米国)
投資先世界約50か国・約3,000社米国の主要500社
米国比率約60%100%
分散の効きやすさ◎ 世界に分散○ 米国内で分散
期待リターン○ 安定感重視◎ 過去は高め
値動きの大きさやや穏やかやや大きめ
信託報酬(年)約0.05775%約0.09372%
向いている人迷いたくない人米国を信じる人

※信託報酬・構成比率は2026年6月時点の概算です。最新の数値は各運用会社の交付目論見書でご確認ください。

① リターンで比べる——過去は米国が強かった。でも…

過去10〜15年の実績で見ると、S&P500のほうがオルカンよりリターンは高い傾向でした。GAFAMをはじめとする米国IT企業が世界を席巻した時代だったからです。「だったらS&P500一択では?」と思うかもしれません。

ただし、ここで立ち止まりたいのが「過去の成績は、未来を保証しない」という投資の大原則です。1990年代の日本、2000年代の新興国のように、「これからはここだ」と言われた地域が、その後10年伸び悩んだ例は珍しくありません。米国が今後も一強であり続ける保証は、誰にもありません。

オルカンは「どの国が伸びるか分からないから、世界全部に乗っておく」という保険的な発想。S&P500は「それでも米国が一番強い」という確信に賭ける発想。リターンの大小ではなく、どちらの“前提”を信じられるかがポイントです。

② コストで比べる——わずかにオルカンが有利

長期投資では、毎年かかる信託報酬(運用コスト)がリターンを静かに削っていきます。両者を比べると、オルカンのほうがわずかに低コストです(オルカン約0.058% vs S&P500約0.094%)。

とはいえ、どちらも業界最安水準。100万円を1年運用しても差は数百円程度で、正直「ここで悩むほどの差ではない」というのが実感です。コストはあくまで「最後のひと押し」くらいに考えておけば十分です。

③ 値動き(メンタル)で比べる——ここが意外と重要

見落とされがちですが、長く続けるうえでいちばん大事なのは“続けられるかどうか”です。そして続けられるかは、暴落時にどれだけ冷静でいられるかにかかっています。

S&P500は米国一国に集中している分、米国が大きく下げる局面では値動きがやや激しくなりがちです。一方オルカンは世界に分散しているぶん、ショックがいくらか和らぐ傾向があります。「下がったときに怖くて売ってしまう」のがいちばんの失敗。夜よく眠れるのはどちらか、という視点も、実はバカにできません。

管理人は両方買って、最後にオルカンへ一本化した

ここまで読んで「で、お前はどっちなんだ」と思いますよね。正直に書きます。管理人は新NISAが始まる前は、S&P500とオルカンを半分ずつ積み立てていました。どちらも捨てがたかったからです。米国の力強さも信じたいし、世界に分散する安心感も欲しい——その両方を、文字どおり半々で持っていました。

ところが新NISAをきっかけに、今はオルカン1本に絞っています。理由は2つ。ひとつは、オルカンの中身も約6割は米国なので、結局どちらを買っても米国の比重は大きいと気づいたこと。半々で持つと米国比率がかなり高くなり、「分散したつもりで実は米国頼み」になっていました。

もうひとつはシンプルさです。2本に分けると、配分を気にしたり、リバランスを考えたりと、地味に手間がかかります。「迷う時間をゼロにして、たんたんと続ける」ことを優先した結果、全世界1本に集約しました。新NISAの枠を、いちばん納得できる1本に集中させたかった、というのが本音です。

もちろんこれは「オルカンが正解でS&P500が不正解」という話ではありません。両方やってみたうえで、自分の性格には一本化が合っていたというだけの話です。あなたがS&P500の成長力に強く惹かれるなら、それも立派な選択です。

ちなみに、オルカンの実際の値動きは当ブログのオルカン基準価額モニターで毎日チェックできます。自分が積み立てている商品の動きを眺めるのは、地味だけど続けるモチベーションになります。

結論:あなたはどっち? 3つの質問でわかる

最後に、選び方をシンプルにまとめます。次の質問に答えてみてください。

Q1. 投資先を考えるのが面倒。とにかく王道で迷いたくない。
オルカン。「世界まるごと」で、あとは基本ほったらかしでOK。

Q2. これからもアメリカが世界をリードすると思う。
S&P500。確信があるなら、集中投資のリターンを取りにいく手も。

Q3. どちらも捨てがたい。いいとこ取りしたい。
両方。ただし米国比率が高くなる点だけ意識して。

そして何より大切なのは、「どちらを選んでも、長く続けること」。オルカンもS&P500も、10年・20年と積み立ててこそ力を発揮します。焦らず、たんたんと。下がった月も淡々と買い続けた人が、最後に笑える——これは両方に共通する真実です。

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※本記事は2026年6月時点の情報です。信託報酬・構成比率・制度内容は変更される場合があります。最新情報は各運用会社・証券会社の公式サイト、交付目論見書でご確認ください。本記事は特定の商品の購入を勧誘するものではなく、投資は元本割れのリスクがあります。最終判断はご自身の責任でお願いします。

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